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ネムノキの葉の閉じる頃

​発表 ​​2011・08・12

作詞 Ashe

作曲 Phaz_Quasaric-Orbit

Singer 初音ミクAppend

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2匹の犬と歩く老夫婦
自転車で走り抜ける男の子
空は青とオレンジの
グラデーションを描く


大小の影でいっぱいだった
少し緑の多い公園
夕暮れ時を告げる音楽が
流れはじめる

 

見上げた空は淡い潤色
灯りは街の背中を染めてゆく
「またね」と帰る姿が
遠く小さくなる

 

暖かい部屋と優しい光
薪の暖炉と眠る子犬
扉を開けて中へ入ろう
ただいま… おかえり

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Phaz_Q-Oが初音ミクAppendの歌唱で発表した楽曲。

シチューのCMに合うような穏やかで優しい夕暮れの曲として

アンビエント系のサウンドを用いて制作された。

Vocaloid版では極めてゆっくりとしたテンポで長いフレーズを歌う形になっているため

穏やかな曲に似合わずかなりの息の長さが必要な楽曲となっている。

Phaz_Q-Oが実際に歌った版では人間が歌いやすいようにと楽曲テンポが速くなっており

サウンドも一部ではあるが変更された状態でミニアルバム「イオンテイル」に収録された。

Phaz_Q-Oは大学時代副科でフルートを専攻していたため、楽曲中には随所に

フルートによる朗々とした旋律が響き渡る。

2019年4月7日に開催された「ふぁがっつワンマン」のライブにおいては

GOTS氏によるクラリネットで演奏された。

動画のモチーフは熊本県阿蘇市にある葉祥明美術館であり

阿蘇の雄大な自然の中にたたずむ小さな家にはPhaz_Q-Oの憧れがにじんでいる。

しかし背景として使われたのはPhaz_Q-Oがレコーディングエンジニアとして

新宿区初台で徹夜仕事をしていたときの朝焼けの写真が使われている。

大気の関係か朝焼けと夕暮れは都会のほうが鮮やかで美しいことに

不思議な感覚を覚えたこともあり、その後この朝焼けの写真は

​Phaz_Q-Oが動画等で頻繁に使用している。

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